スポーツ現場への アロマセラピー導入の試み

HOME > 協会について - スポーツアロマセラピーの啓発

スポーツアロマセラピーの啓発

日本メディカルスポーツトレーナー協会(JMSA)は予防医学の見地から、医療現場で代替医療のひとつとして活用されているアロマセラピーに注目。スポーツ現場での活用を前提とした「スポーツアロマセラピー」の啓発活動を行ってます。
主な活動としては、セミナーによる啓発のほか、認定校を通じてスポーツアロマセラピーの知識・技術に通じた人材育成に貢献。また、認定校での学びを通じてJMSAが定める基準をクリアした人材には、スポーツアロマセラピストとして資格認定を行っています。

アロマセラピーとは

植物の香りを使って心身の不調を癒し、健康維持に役立てる療法で、「芳香療法」とも呼ばれています。植物から抽出した芳香物質である「精油」を用いるのが特徴で、トリートメント(マッサージ)や香りの拡散・吸入などの方法で心身のバランスを整える効果があります。
アロマセラピーに用いられる精油には、ケガや打撲・捻挫の応急処置に役立つものから、筋肉を温め蓄積した疲労物質を流す作用があるものまで、スポーツ現場でも大いに活用できるものがあります。また、自律神経や心に働きかけ心身ともにリラックスさせる働きがあるため、運動後のクールダウンに用いる事で、筋肉や精神の興奮状態をスムーズに緩めることができます。

運動器系の不調に役立つ精油

精油を無水エタノールで希釈し精製水を加えたスプレーや、キャリアオイルで希釈したトリートメントオイルを用意。筋肉だけではなく、疲れや痛みが出やすい関節の周辺、腱にもすりこむと回復が早まり、ケガの予防にも役立ちます。また精油は、ブレンドすることによってさらに効果の高まりが期待できます。

精油 スポーツアロマセラピーにおける主な効用
ラベンダー 心身のバランスを取るオールマイティな精油。筋肉の弛緩と鎮痛に役立つ。
マージョラム、ローズマリー、ペパーミントなどを
ブレンドするとより効果が高まることが期待できる。
マージョラム 炎症や傷みを抑え、筋肉のこりや痙攣を鎮める働きがある。
ローズマリー
・シオネール
血液循環を促進する効果があり、スポーツ前のウオームアップに活用するとよい。
筋肉疲労やリウマチ、神経痛にも用いる。
ペパーミント 抗菌作用に優れた精油。軽い麻酔作用と冷却作用があり、
筋肉をクールダウンさせる働きがある。
ジンジャー 血流促進、発汗、加温作用があり、筋肉を緩める働きがある。
痛みやこりの緩和に効果的。
オレンジ 血流促進作用があり、冷え性の緩和、リハビリトレーニングに活用するとよい。
ユーカリ
・シトリオドラ
局所鎮静作用、抗炎症作用があり、傷みや炎症を和らげる効果に優れている。
ジュニパー 静脈やリンパを刺激し、老廃物の輩出をうながす。
抗炎症、鎮痛作用もあり、スポーツ後のアフターケアにも効果的。

Top